こんにちわ〜、石川県金沢市のペット食育協会認定インストラクターの弓場です!
最近口内ケアの話しをしているからか、私の言う口内ケアについて質問をされることが増えました。
その中で一番の多い質問が、
それをすると歯石がとれるんですか?
このように聞かれることがほんっとうに多いです。
若干の内容は違えども、出てくる単語は “歯石” 。
まぁわかりますよ。
歯石は見た目も良くないし、
獣医さんは歯石除去してるし、
歯石対策フードなるものも売られてるし。
こんな感じで、歯石は犬猫によくない\(^o^)/ってイメージを皆さんお持ちなんでしょうね。
歯石 ってなに?
で・す・が、
本当に歯石をどうにかするだけでいいのかなぁ〜??
もしそうだとして、ちゃんと理由をこたえられますか〜??
たいていは、
- 歯石を取るといいって聞いたから。
- 歯石除去の話ししかされないからそれでいいと思ってた。
- 歯石がつかないようにと歯磨きをすすめられたから、歯石が悪いんだと思った。
このようにおっしゃる方がほとんどです。
もし歯石が悪者だとすると、以下の話は説明がつかないことになります。
大型犬を飼っている飼い主さんのお話しです。
毎日、朝晩30分綺麗に歯磨きをしているため、全ての歯が真っ白!
歯石なんて一つもありません。
なのにある時からご飯を食べなくなり、顔が腫れ上がってしまい、病院でレントゲンを撮ってもらったところ、本来あるべきはずの歯を支えるための歯の根っこの部分が全く写らなかったそうです。
なぜ…毎日歯石がつかないように歯磨きしていたのに…。
結局その子は口の中が痛くて、食事をしたくてもできなくて亡くなったそうです。
歯石がつかないこと・歯石をとることが目的ならば、この飼い主さんたちの行動は正解です。
そうではなくて、”健康をまもる” ことが目的ならば、歯石にだけ焦点を当てていたのでは足りないことがあったということです。
反対に、歯石だらけなのに健康な犬もいます。
つまり、歯石が原因ではない可能性が存在するわけです。
歯石 以外の原因?
病気になるためには病気になるための “原因” が必要です。
原因がないのに結果(病気)だけ存在するわけないですよね。
きちんとそれらの “原因” に対するケアのやり方をお伝えした飼い主さんからは、
- 「ちゃんと “原因” を理解し、そのためのケアをすれば歯石なんて勝手に取れるんですね!」
- 「犬の口は臭いものだと思っていました。食べた後のお皿のぬめりもかなりなくなりました。」
と、嬉しいお言葉をいただきました。
体内環境 の改善にもつながる
他にも、腎臓、肝臓、心臓、皮膚、目や足腰など、場所は様々ですが、
個々でトラブルを抱えていらっしゃる飼い主さんたちからも、
- 「高かった腎臓の数値が下がったんです!」
- 「血糖値のコントロールができるようになりました!かかりつけの獣医さんも驚いてました!」
- 「一生投薬し続けなければと覚悟していたのですが、もしかしたら改善するかもしれません!このまま続けます!」
- 「びっこをひいていたのに、しゃんと立つようになりました」
- 「私にもまだできることがあるというのは本当に嬉しいです」
という努力の成果も聞いております。
もちろんこの原因に対するケア “だけ” のおかげではないでしょう。
飼い主さんの日頃の看護、愛、ケア、お金や時間の投資の結果だと思います。
歯石だけでなく口内・ 体内環境 の改善『も』必要
ここまでで、
生命に絶対はない以上、何かしらの病気の原因が歯石の可能性もないとは言い切れないのでしょうが、
私に言わせてみれば、歯石は “要因” にはなっても、”原因” とは言えないと今まで実際にあった事を見聞きしたことから感じています。
もしまだ歯石に “だけ” 焦点があっている人で、
この話しにピンときた人は、口内ケアのやり方をしっている最寄りの指導士か、
私も口内ケアのやり方をお伝えしているので、どうぞご利用ください。